箒を壁に留めるホルダーと、服を縦に並べるためのハンガー。片方は買う前に確かめられることが数字で決まっていて、もう片方は決まっていません。
掛ける先は、家のほうにある
オールフィックスのクランプはベルギー製、レシュのスペースセーバーハンガーはドイツ製。片方は壁に付き、もう片方はクローゼットで使います。どちらも樹脂で、大きさも値段も違います。
壁と、クローゼットの棒。どちらも先に家のほうにあって、部品はそこへ合わせにいきます。ただし、合うかどうかを買う前にどこまで詰められるかは、二つで違いました。以下は、私が何を見てこの二つを選んだかです。
柄を測り、それから壁を見る
オールフィックスのクランプは、箒やモップ、収納に困る掃除機のアタッチメントなど、長い柄のものを壁に掛けるためのホルダーです(商品ページの説明)。仕様欄はブランド国名がベルギー、製造国もベルギー。壁に付く本体は102×59×49mm、重量84g。
掛けられる範囲は、数字で決まっている。柄の径は9mmから35mm、重量は4kgまで、と書かれています。私なら、買う前にまずここを見ます。掛けたいものの柄にメジャーを当てて、太さを測る。9mmに満たないもの、35mmを超えるもの、4kgを超えるものは、記載された範囲の外です。
次が壁です。商品ページに案内されている取り付け方は、本体の中央部2か所の穴をネジで壁に固定する方法だけ。貼って留める方法は書かれていません。壁に穴を開けられない住まいなら、私ならここで手を止めます。
付属品は木ネジ2本とアンカープラグ2個。木ネジ皿頭が呼び径3.1mm・頭部径8.0mm・長さ44mm、コンクリート用アンカープラグの下穴径が7mmと書かれています。直接木ネジが使える壁ならアンカープラグは使わない、という注も付いています。私はここを、自宅の壁に直接木ネジが使えるのか、アンカープラグのために7mmの下穴を開けるのかで、やることが変わる箇所として読みました。どちらの壁なのかは、商品ページからは決まりません。
付属以外のネジを使う場合の適合寸法も並んでいます。ネジ頭の直径は6mm以上9mm以下、ネジ頭の高さは6mm以下、ネジの直径は5mm以下。固定部分の厚さは7mm。手持ちのネジや、自宅の壁に合わせて選んだ別のネジが、クランプの固定部に合うかどうかは、この数字と突き合わせれば分かります。壁に効くかどうかは、また別の話です。注文する前に判断できることが、ここまで数字になっている。私はこの段落を読んで、この道具を選びました。
形も見ておきます。商品写真では、黒い半円がふたつ向かい合った形で、その真ん中に細かい歯のような凹凸があります。別のカットでは、その部分に柄がはまっている。仕様欄の材質は、ホールド部がTPE、ケース部と歯車部が再生耐衝撃性ポリスチレンです。説明には「吊り下げた重みを利用してゴムでしっかりホールドする設計となっています」とあります(商品ページの説明)。歯車がどこにあってどう動くのかは書かれていないので、そこは想像で埋めないでおきます。
掛け外しの動きも案内されています。まずホルダーの中央に柄を当て、押し当てながら下から上へ押し込む。外すときは、柄を下から上に持ち上げながら引き抜く(商品ページの説明)。説明には「片手で簡単に壁に掛けることができる」ともあります。着けるときも外すときも、下から上。そして壁に掛けたあとについては、「箒の先を宙に浮かせて収納できますので箒が傷みにくくなります」と書かれています(商品ページの説明)。
パッケージはPE袋のシンプルパッケージ、と書かれています。オールフィックスのクランプは商品名にも「単品」と入っていて、一個から買う形です。壁にネジを打てる住まいで、掛けたい柄が9mmから35mmの間にあって4kgを超えないなら、確かめるのは、直接木ネジが使える壁かどうか。これも、自宅の壁を見れば注文する前に分かります。

レシュは、掛ける先の寸法が書かれていない
レシュのスペースセーバーハンガーは、ブランド国名も原産国もドイツ。寸法は245×80×80mm、重量46g、材質欄はFRP(グラスファイバー)の一語です。使い方として書かれているのは、服をかけて片方のフックを外すと服が縦に並び、クローゼットのスペースを有効利用できる、という一文でした(商品ページの説明)。商品写真では、灰色の細長い板に白い丸が五つ並び、両端に黒く曲がったフックが付いています。
ここから先は、商品ページが数字を出していません。服が縦に並ぶとは書かれていますが、そのために掛ける先にどれだけの高さが要るのかは書かれていない。クローゼットの棒の太さについても記載がなく、掛ける服の長さについても書かれていません。自分の家の棒を測ることはできますが、掛ける先について突き合わせる数字が商品ページにないので、測っただけでは決まりません。私なら、ここは実物を吊るしてみるまで分からない部分として残しておきます。
商品ページは「グラスファイバー入りの強化バージョン」で「折れにくくなっています」と説明し、「スペースセーバーはグラスファイバー入りの樹脂でとても丈夫です」とも書いています。そのうえで、似たようなものを持っていたけれどすぐ壊れてしまった、という人に呼びかけています(商品ページの説明)。私が受け取ったのは、この部品が壊れうるものとして扱われている、ということでした。
色はブラック×グレーの一色で、画面によって写真の色合いが実物と異なって見える場合がある、という断りが付いています。クローゼットを開けたときに目に入る色なので、ここは好みが分かれるところでしょう。レシュのスペースセーバーハンガーは2本セットのほか、同じものが単品でも棚に出ています。二本を一度に使うか、まず一本にするか。どちらからでも始められます。幅を増やさずに服の並べ方を変えたい人に向く形だろう、と私は読みました。商品ページが書いているのは、服が縦に並んでスペースを有効利用できる、というところまでです。ただし、向くかどうかの最後の一歩は、商品ページの外に残ります。
柄にメジャーを当て、それから壁を見る。ここまでは、どちらも注文する前に終わります。レシュのほうは順番が違って、掛ける先について突き合わせる数字がないぶん、最後は自分の目で決めることになります。同じ「掛ける」でも、注文する前に決まる量がここまで違う。二つを並べたのは、そこでした。
仕様参照:RADSTOCK商品ページ(オールフィックス クランプ)/RADSTOCK商品ページ(レシュ スペースセーバーハンガー 2本セット)(2026年8月30日確認)



