一人分のコーヒーを淹れるとき、どこに手間を感じるでしょう。抽出器を出すこと、粉の量を決めること、それとも牛乳を泡立てることでしょうか。カップの中で抽出するホットマグ、容量を変えられる計量スプーン、電池式のミルクフォーマー。役目の違う三つの道具です。いつもの支度で気になるところから、必要な道具を選んでください。
アイキャッチは一人分のコーヒーのある食卓を描いた生成画像です(イメージ)。紹介商品の実物や使用実演の写真ではありません。
ブラックを飲む日の、カップと粉の支度
スマートカフェのホットマグは、抽出する器と飲む器を兼ねる道具です。一杯だけ淹れて、そのまま飲みたい場面に向いています。
ホットマグ グラファイトは、フィルター付きの二重壁マグカップ。紙フィルターを使わず、挽いたコーヒー豆と熱湯でコーヒーを淹れられます。自分の分だけを用意する日や、抽出器とカップを別々に出したくない場面で候補になります。
当店の仕様は容量300ml、重量182g、寸法120×113×88mm。プラスチック部にはABS樹脂・PP・合成ゴムを使っています。重さや大きさを、普段使っているカップと比べてみてください。二重構造ですが、国内販売元は真空二重構造ほどの保温・保冷性能はないと案内しています。長時間温度を保つことを優先するなら、その違いを確認してから選びたいところです。
豆は粗めに挽くことが販売元の推奨です。また、フレンチプレスの特性として豆の微粒子が飲み物に残る場合があります。紙フィルターでこしたときのように粉のない飲み口を求める人には、確認しておきたい条件。好みの味や口当たりを、このマグだけで保証することはできません。牛乳の泡を加える場合も、容量いっぱいのコーヒーにさらに注ぐ組み合わせは避け、こぼれない余裕を取ってください。
粉の量を決める役目は、ダラピアッツアのニュースクープ ミニ。ニュースクープ ミニ クリスタルクリアは、取っ手のレバーで容量を調整する計量スプーンです。当店の仕様では小さじ1/8から30mlまで対応。コーヒー粉のほか、調味料などの粉末や液体も計れるため、少量を量る場面に使えます。何本かの計量スプーンを使い分けている人にとって、可変容量という構造が選ぶ理由になります。
全体の寸法は158×46×35mm、重量42g。底面にはマグネットがあり、磁石が付く場所に収納できます。見えるところに置くなら、取っ手まで含めた大きさも確かめたいものです。日本仕様の目盛りはmlと大さじ・小さじ表記。海外仕様のオンス目盛りが付いていると思って選ばないようにしてください。
ここで計るのは容量です。コーヒー粉の重量をグラムで指定したレシピと、mlの数字をそのまま置き換えることはできません。重量で管理したいなら、はかりを使うほうが目的に合います。このスプーンは、選んだ容量の粉をすくいたい人向け。30mlを超える材料を一度に計る用途なら、ミニの容量では足りません。
泡をのせる日は、牛乳を別に用意する
アエロラッテは、牛乳を泡立てる電池式のミルクフォーマー。いつもの抽出方法にミルクの泡を加えたい人の候補です。
紹介するのは、アエロラッテ サテン ミニスタンド付セットです。牛乳を泡立てる本体と、置いておくためのミニスタンドのセット。メーカーは、牛乳を温めてから先端を沈め、スイッチを入れる使い方を案内しています。コーヒーを抽出する器具とは役目が異なるので、今の抽出方法を使い続けながら泡を加えたい場面にも選べます。
国内販売元の仕様では、動力源は単三アルカリ乾電池2本、本体は37×25×215mm。重量は電池あり100g、電池なし54gです。小さく見える道具でも、使うときには牛乳を入れた容器と先端を動かす場所が必要になります。当店は深めのカップで泡立てることを勧めています。浅い器の縁ぎりぎりまで牛乳を入れて作業することは避けてください。
当店と国内販売元は、牛乳を60℃前後に温めること、70℃以上に加熱しないことを案内しています。低脂肪乳や乳成分の少ないものは、牛乳と同じ泡立ちが得られないという注意もあります。メーカー海外ページには幅広い種類のミルクへの対応が書かれていますが、この特集では国内の案内を優先し、同じ仕上がりを約束しません。普段の飲み物と加熱のしかたが合うかを先に確かめてください。
飲み終えたあとの洗い方まで、選ぶ条件にする
三つの道具は、洗い方も同じではありません。とくに、食洗機にまとめて入れたいか、使うたびに一部を洗う手間をかけられるかは、購入前に確認したい点です。
| 道具 | 手入れで確かめたいこと |
|---|---|
| ホットマグ | 国内販売元は食洗機・食器乾燥機の使用を不可としています。電子レンジでの加熱も不可。たわしや磨き粉など、傷を付けるものを使わない案内です。 |
| ニュースクープ ミニ | 分解して丸洗いできます。組み直すときは部品をしっかりはめてください。不十分だとシール部分から液体が漏れる場合があります。食洗機は75℃以下に設定する案内です。 |
| アエロラッテ | 洗うのは先端のウィスク部だけ。国内販売元はケースに水が入らないよう注意しています。本体ごと水に浸す洗い方は避けてください。 |
今の抽出器とカップに不便がなければ、ホットマグを追加する必要はありません。粉の量が手持ちのスプーンやはかりで決まっているなら、ニュースクープの可変容量が必要かを考える。ミルクの泡を飲まないなら、フォーマーの出番は少ないはずです。三点の機能を重ねて買うより、ふだん繰り返す支度に合う一つを選んでください。
粉を取り出したあとの袋の閉じ方は、コーヒー袋の閉じ方と保存の考え方で紹介しています。
仕様と使用条件は当店商品ページ、国内販売元のホットマグ案内、ニュースクープの国内仕様、アエロラッテの国内仕様と手入れ、アエロラッテメーカーの使い方案内で確認しています(10月12日確認)。価格・在庫は各商品ページの最新表示をご覧ください。



